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<うたせ網漁>
漁網が安くなり、網でエビを獲るようになりました。この漁法をうたせ網と言いました。
最初に錨を入れます、錨綱を全部伸びるまで出します、それから網を入れます、あみが広がるように船の前後に棒を出して、棒のさきに網のロープをしばります、錨綱を手繰ると網が動きます、砂に潜っていたエビが飛び出して網に入ります。

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<流し網漁>
更に考案されて、タテの長さ3m、横の長さ50mくらいの網を使ってエビを獲るようになりました。3m幅の網の片方に重りをつけます、反対側に浮をつけます、網は壁のように立ちます。重りのついた方の網を袋状にしてあり、この網を、潮流にまかせて流します。網が流れてくると砂に潜っていたエビが飛び出し袋状になった網の中に入ります、この漁法を流し網と言いました。
平成の時代になってから、あまりエビが取れなくなり、現在では殆ど操業しなくなりました。

<ノリ養殖>
上の写真は昭和10年代の海苔養殖の様子です。
昭和30年以前は、漁網が無かったので、江戸時代からのやり方で、竹の枝やケヤキ、ナラなどの木の枝を利用して海苔の養殖をしました。
竹や、ケヤキなどの枝を湖底に刺して、木の枝にノリを付かせました。木の枝を湖底に刺す場合、斜めに刺すのがコツで、刺し方が悪いと、木の枝が抜けて流れてしまいます。斜めに刺すと抜けにくくなり、海苔を摘むときにも取りやすいようです。

<シラス2艘引き網>
上の図は、シラス漁の船が網を引いているところです。最初に親船が網を入れて綱を全部延ばします。全部綱を出したところで、もう1隻の船が接近して、親船から綱を渡してもらい、同じ速さで網を引きます。2艘で引くので、2艘船曳と言います。

<えび抄き漁>
上の写真は昭和10年代の様子です。

長い棒を担ぐようにして後ろ向きに歩きます、棒の先に大きな熊手がついています。この熊手を引くと、砂に潜っていたエビが飛び出します、飛び出したところを、持っていたタモ網で掬い取ります。

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